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池田 里香子のコラム:: ホスピタリティ・コンシェルジュの研修、講演、セミナー 企画・主催・運営・実施等のマリテーム池田 里香子が綴るコンシェルジュ・コラム

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フランスのホテルに5つ星☆導入

投稿日: 2009年12月15日 00:11

のランク付けの本場フランス、ホテルでいよいよ5つ星が誕生しました。フランス政府が今年、 23年ぶりにホテルの公的格付けを見直し、今まで最高ランクだった4つ星Luxeを5つ星へと変貌させました。パリParisを筆頭にボルドーBordeaux、エヴィアンEvian、クールシュヴェルCourchevelに 11のホテルが晴れて新たに5つ星ホテルの称号を与えられています。

フランスで施行されているホテルの格付けについてご説明します。1986年に初めて施行され、1つ星から4つ星の4段階に分けられ、その4つ星の中でも群を抜いて高級と認定された場合は、4つ星Luxe(英語のLuxury=贅沢な、豪華なの意)と認定されていました。世界の基準では、最高は5つ星というのが主流でありましたが、フランスでは1960年代後半に、当時の社会党政権が最高級ホテルに限って付加価値税を一時期33%まで上げた結果、5つ星にすることへの抵抗感が広まってしまったと言われています。
諸外国の5つ星という格付けに慣れている海外の富裕客層を受け入れる上で、5つ星の格付けがフランスでは必至となってきたわけです。時代の流れに合った格付けが必要となり、2008年12月22日にホテル格付けに関する新たな法令が制定され、晴れて今年、世界有数の観光大国フランスでも5つ星ホテルが誕生したのです。
新しい格付けは、従来からの基準とされている客室の広さ、設備などの他に衛生面、おもてなしやホスピタリティーといったサービスの質も問われるとのこと。コンシェルジュの担う役割は益々大きくなるのではないでしょうか。

詳しくは、こちらの資料をご覧ください。
http://jp.maison-de-la-france.com/bd_doc/405_20100426332.pdf



Hotel Le Meurice - 5 etoiles